1.1

2024.01.25

 今年最初のコラムのタイトル「1.1」は、1月1日の元日に起こった能登半島地震を記憶にとどめるためにつけました。

   

 16:10に能登半島の穴水町の北東42㎞を震央として発生したマグニチュード7.6の地震の時、私は朝から楽しく飲んだ日本酒に酔いベッドで寝ていましたが、激しい揺れに何も考えられず、ただただ天井を眺めていました。家人はテーブルの下に隠れました。皆さんはどういった状況でしたか?

   

 被災した方々や、20日午後2時現在死亡が確認されている232人の皆様のご遺族には、心からお見舞いを申し上げ、安否は不明の22人のご無事をお祈りいたします。

   

 当社でも災害復旧に出動しましたが、それを最初に知ったのはfacebook友達の知人女性Tさんからの1月2日の投稿で、こんなやり取りでした。

   

Tさん

そして 通行人の方から ガス臭いといわれ ガス会社に連絡したら ガス管損傷

今から工事されるとの事。そして水道管も。

昨日の地震でガス管損傷。酒井?さん達が来てくれて ガス使えるようになりました。ありがとうございました。

   

酒井管工建設だったら、婿が社長をしている会社です。

インフラの建設と維持・メンテナンスは建設業者の使命ですから。

   

Tさん

本当に助かりました。ありがとうございました😭

マジ 神でした。朝日建設と言われ 泣きそうになりました。

ありがとうございました

   

 そして当社からは災害派遣に5日にT・Iさん、K・Iさん、Hさんが金沢維持出張所で待機、7日はT・Iさん、Hさん、Nさんが能登町で給水活動、9日は同じくT・Iさん、Hさん、Nさんが珠洲市で給水活動を行いましたが、いずれも朝5時に出発し午後9時ころの日帰り活動でした。

   

 また、14日から16日までは2泊3日で、T・Hさん、Hさん、Yさん、Iさん、H・Sさん、Sさんの6人が、能登町松波や珠洲市見附島で段差解消やクラック充填作業を行いましたが、車中泊しトイレは能登空港のトイレを使ったと報告を受けました。

   

当社の経営理念は、

「朝日建設は、建設事業とその関連事業を通して 世の中の役に立つ。そして、ふるさと富山を発展させる。」であり、その解説の(2)に、

「建設事業とは物を作ることだけでなく、地域住民の安心・安全を確保する除雪や災害対応等の活動も含んでいる。」と記しています。

   

 今回の能登半島地震における当社の活動はこの経営理念や解説の実践であり、国土交通省北陸地方整備局からの要請でしたが、持っていく資機材は全て当社が判断しました。

   

 H・SさんがTeamsの「朝日建設・全社」の「一般」に1月18日付で、当社の段差補修や啓開作業の様子が北陸地方整備局の公式アカウントに掲載されていることを知らせてくれています。ご覧いただき、生々しい現状を知ってください。

   

 そして、今年の社員旅行は今回の地震の復興支援の一助として、一泊で氷見市の旅館に出かけること決めました。これは、過去の東日本大震災、そして熊本地震の時の社員旅行の目的と同じであり、多くの社員の参加を望みます。