我が家の飼い犬クロスケが、9月2日に16歳になりました。クロスケの母親はハナですが、これまでこのコラムで、ハナやクロスケのことを何回取り上げたか調べてみました。
最初は2007年10 月でした。「ガールフレンドができた」で、朝日ケアの介護部長の家で生まれた柴犬のミックスと思われる生後2か月のメスの子犬が9月にあさひホーム吉作にやってきたこと、そして介護職員がハナと名前を付け60歳の私が毎朝ハナを散歩し、日中はホームで介護職員として働いていると書いています。2009年9月の「初孫誕生-その1-」では、9月2日の午前3時に、ハナが近所の家で飼っている柴犬のダンとの間に5匹の子どもを産み、私が出産からその後のハナと子犬の様子を朝まで観察していたこと、そして10月の「初孫誕生-その2-」では、クロスケだけ我が家に残り、他の4匹はあさひホームの職員や厨房の職員さんにもらわれていくことになったと書いています。2022年7月の「クロスケのこと 」では、6月にほとり座で観た映画「シバ 縄文犬のゆめ」のことと、母親のハナが1月4日に12歳で死んだことを書いています。2022年11月の「グレーとクロ(スケ)」では、「グレイがまってるから」という本に登場する5歳で死んだシベリアンハスキーのグレーと13歳のクロスケについて書き、「私はあと5年で80歳、その時クロスケは18歳。最近ネットで20歳まで生きられるとうたったプロテインの白い粉を、高価でしたが買いました。クロスケ、20歳まで生きろよ!」でコラムを締めています。
そして2023年9月の「クロスケ14歳」では、冒頭に、かかりつけの動物病院で「人間なら72歳です」と言われ、72歳なら前期高齢者ですからクロスケは老人(老犬)であり、後期高齢者である私の弟です、と書いています。また、側溝を跳び越せずグレーチングの上を歩けないような臆病なクロスケがいつの間にか克服し、好奇心旺盛になり遠くにいる雉やタヌキや狐を見つけて吠えること、「そして『毎日散歩と食事以外はひたすら寝ているだけ』は変わらず、23時間は玄関の中か前でうつ伏せになったり横になったりの格好で、ひたすら幸せそうに寝ています」と書いていますが、今も散歩以外の時間はひたすら寝ているのは変わりません。ただ、体力が衰えてきていることは以下の行動で感じます。
・リードをつけようとするとき、ときどき腰砕けのようになること
・おしっこをするとき、以前は左右どちらかの後脚をあげていたのが、両脚を地面につけたまま雌犬のように腰を落としてするようになったこと
・ウンチをするときは、必ず3、4回くるくる回った後でするので分かりやすかったのが、今はおしっこと同じスタイルですること
・ときどき側溝に落ちること、落ちたら上がりにくいこと
・餌を与えたら、以前はあっという間に完食していたのに、今は数時間かけて食べていること
・以前は配達員が門に来ると吠えるので誰か来られたと分かったが、今は全く吠えないこと
・散歩のとき、門の格子の引き戸を鼻で器用に右にずらせたのが、今は私が開けないと外に出られないこと
私は1日7,000歩を目標にしていますが、毎朝40分間のクロスケとの散歩で2,800歩ほど歩くことができます。私もクロスケも背中を丸めて歩いていますが、お互い良い運動になります。
最近は、「お互い元気でいようね」とか「あと2年で父ちゃんは80歳、クロスケは18歳だよ」と声をかけています。人間なら80歳で私の兄になった16歳のクロスケに感謝です。