7月19日(土)から21日(月)まで2泊3日で台湾に行ってきました。2泊3日といっても、19日に小松空港から11時45分発の台湾のEVA航空167便に搭乗し、13時55分に台北の桃園空港に到着。21日の午前6時35分にEVA航空158便で桃園空港から小松空港に向かったので、台北での滞在は19日の午後と20日の終日の1日半でした。
台湾に出かけた目的は、私が会員である富山みらいロータリークラブと友好クラブ関係にある台北の邑徳(イーター)ロータリークラブの創立10周年記念晩さん会が19日に行われるので、それに出席することでした。立派なホテルで開催された晩さん会に16人で出席し15人は2つの丸テーブルに座りましたが、今年度富山みらいロータリークラブ会長であるリスク・マネジメント・システムの岡崎社長は最前列のテーブルで、第11代会長の隣りの席に座ることになりました。晩さん会が終わってから岡崎さんは、テーブルの人が何を話しているのかさっぱり分からず居心地が悪かったと言っていました。
6時開始の晩さん会、初めに邑徳ロータリークラブの新旧会長や幹事、また関係ロータリークラブの会長や地区ガバナーなどの挨拶がスクリーンに写された写真を交えながら1時間半にもわたって行われましたが、岡崎さんも冒頭中国語で二言三言しゃべり、後は日本語で挨拶しました。その後10時前まで懇親会でしたが、78歳の最年長の私が赤ワイン、ウイスキー、紹興酒をたっぷり飲み、かつ出てきた料理に全て箸をつけるのを見たメンバーは、「林さんはよく食べてよく飲まれるね」と驚いていました。
20日は、観光組とゴルフ組に分かれての1日でした。観光組の私は、女性ガイドの陳さんの案内で最初に忠烈祠で衛兵の交代式を見ました。陳さんの話では、衛兵は身長175㎝の20歳のイケメン男性に限られるとのことです。昨年も邑徳クラブの晩さん会の翌日、この交代式を見ましたが、ガイドの説明はこんなに詳しくはありませんでした。その後は、これも昨年訪れた故宮博物院でした。みらいクラブのメンバーで、当社の社員旅行でお世話になっているエヌトラベルの中井社長は、何度も来ているので入らないでおこうと思ったけれど、林さんの車椅子を押さなくてはいけないので入ったが、こんなに詳しく興味深い説明をするガイドは初めてだと言っていました。あとから陳さんに聞いたら、故宮博物院の収蔵品に関する本を何冊も読んだと言っていました。
清朝時代に作られた有名な翡翠の「白菜」には、上にキリギリスとイナゴがとまっていますが、この虫は子孫繁栄を象徴し、白菜は純潔や豊穣を表しているとのことでした。虫がとまっているとは知りませんでした。また、象牙多層球は、鎖や玉などそれぞれを作ってから繋ぎ合わせたものではなく1本の象牙で作られていて、針で象牙をくり抜いて作ったとのことでした。これも初耳でした。
昼食会場は、これも去年と同じ飲茶(ヤムチャ)料理の鼎泰豊(ディンタイフォン)です。有名店なので入り口には20人以上の客が並んでいましたが、我々は予約してあるのですぐ入れました。ここでは数種類のシューマイやギョーザ、そして鶏のスープなどを食し、アルコールは紹興酒と有名な台湾ビールでした。ここでもしっかり食べました。
夕食は、邑徳ロータリークラブメンバーと一緒にホテルの近くのレストラン「梅子台湾料理餐庁 林森店」です。昨夜と違った中国料理をビールや紹興酒と一緒に楽しみましたが、邑徳ロータリークラブメンバーが我々に酒を注ぎに来た時には、一気に飲み干さなければいけないのです。何度も飲みましたが、酒に強い私ですので平気でした。終わってからは、有志で足裏マッサージの店に出かけました。90分で9,800円でしたが、私を担当した中年の女性は自分の拳や腕を使って、長椅子に横たわった私の足やふくらはぎを、時には痛く感じるほどの力で揉むのでした。一緒に出掛けた女性メンバーは、全身マッサージとネイルケアをしてもらっていました。
ガイドの陳さんは、私がヨタヨタ歩くのを気遣い、「段差がありますよ」とか「滑りやすいですよ」と声をかけ、時には手を引いてくれました。また、パイナップルケーキとからすみを買った時は、からすみを手に取り重い物を選んでくれました。本当に親切なガイドさんで、もともと好きだった台湾が陳さんのガイドでますます好きになりました。
帰国した翌日には、google変換でのこんなメールが届きました。
林様 ニーハウ
台湾3日間ロータリークラブ交流会、大変お疲れ様でした!
私は時時林さんの表情で子供見たいな真摯ってピュアな心感じました、
林さんは面白い素直な人、色んな事に一人でも楽しめる人だと思います、お知り合い出来て嬉しいです。
これからも健康第一で元気で人生を楽しんてください、私も林さんの健康元気を祈ります!またお会い出来る日を楽しみに待っています。
では、お元気で!再見❤️
台湾ガイド 陳より
エヌトラベルの中井社長には、小松空港と桃園空港での車椅子の手配ですっかりお世話になりました。空港での入国や出国の際には、車椅子の人専用の審査ブースがあり、他の人たちより早く通ることができました。帰りの小松空港では、飛行機の右側前方の非常用出入口にトラックに積まれた荷物運搬用の5m四方ほどの箱が横付けになり、そこに中井さんと車椅子の私が入って空港の建物の荷物運搬用の入り口に横付けされました。中井さんも初めてだと言っていました。
今回の台湾旅行は、観光よりも陳さんや中井さんの気配りや優しさが印象に残る旅でした。空港では車椅子の老人を何人も見かけました。来年も参加しようと思っています。